みなさまこんにちは(^^♪
今年はかなり早い桜の開花が列島各地から聞こえてきてますね。
京都でも、本日3/16開花したようです。例年より12日も早く!!
桜が咲くとうれしくなりますが、
これだけ季節がずれるとちょっと考えさせられますね…。
他の木々の芽吹きも、今年はとても早そう。
樹木の移植は3月は適期なのですが、それは芽吹く前だから。
毎年、桜の開花をひとつの目安にして
みなさまのお庭への植栽スケジュールを組んでいる私。
今年はちょっと焦り気味です(>_<;)
さて、先月完成した玄関前のリフォーム案件をご紹介します。
アンティークレンガをふんだんに用いたオープンファサード。
アオダモをシンボルに、その周りを低木や宿根草を立体的に配し、
華やかに彩りました。
玄関横の駐車場もレンガ敷で統一し、空間に広がりをもたせました。
大小さまざまな色形のアンティークレンガが、小気味よいリズムを刻みます♪
作業前から振り返ってみますね。
もとはこのような外構でした。
御影石調タイルの塀に、黒い鉄製の門扉&跳ね上げ式駐車場ゲート。
なんといっても跳ね上げ式ゲートは、車高のある車を入れることができません。
セダンタイプが主流だった40年ほど前の規格なので、なおさら低いのです。
しかもゲートの柱の位置が階段の正面にあり、ポストの出し入れ口とも近接して
何とも使いにくい設計だったのでした…(^_^;)
まずはこれらすべてを解体。
ひたすら斫(はつ)ります。
見えない部分に結構大きな塊の基礎コンクリートがあるので、見た目以上に大変。
駐車場の土間コンも斫り…、
ようやく“壊す”から“造る”ほうに向かえたのは、工事5日目のこと💦
駐車場にレンガを据えていきます。
今回使用したのは、中国産のアンティーク耐火レンガ。
オレンジからクリームの色ムラが何とも言えない味わいを出しています。
玄関前には、景色のアクセントに塀を積んでいきます。
植栽花壇のあたりには、ちょっとしたレンガステップをランダムにつくりました。
階段は、お客様ご希望のアール形状に。
そして上部には、六角形のハニカム・テラコッタ(ベルギー産)をならべました。
うん、お洒落で個性的な玄関前になってきましたね ( *´艸`)ウフ
玄関ドア横の柱の下部にもレンガを張り、景色の連続性を演出。
これで建物へとスムースな“流れ”ができてきますね。
柱にちょっとレンガが入るだけで、雰囲気がガラッと変わります。
お庭って、こういう小さなポイントが景色を引き締めることに繋がったりするんですよ!
勝手口方向には木製の扉(ヒノキ板製)を新調。
また、物置スペースの目隠しとして、ちょっとウッドフェンスを。
木製扉は、数種類の塗料を重ね塗りし、「時間の経過」を演出してみました。
アンティーク感あふれる通路になりましたよ。
そして最後に、魔法の調味料を(*^▽^*) …そう、植栽です。
アンティークレンガがいくら温かみのある素材だとしても、
植物が入ると入らないとでは、その違いは雲泥の差ですね(*^-^*)
樹々の緑が、レンガの優しいオレンジ色をさらに味わい深く見せてくれます。
(緑のポストも効いてますケド…笑)
手前の植栽帯に植えさせて頂いたヤマモミジと、玄関前のアオダモが
互いに呼応し、奥行きのある景色になりました。
北向きになるこの玄関前。
足もとには、バラ、クレマチス、ドウダンツツジをはじめ、
リシマキア、ブラキカム、ベロニカオックスフォード、マーガレット、ホスタ、
クリスマスローズ、ツルハナシノブ(這性フロックス)、シレネ、アジュガ、
キチジョウソウ、フッキソウ、エロディウム、ヒューケラ、エビネなど
半日陰にも強い宿根草をふんだんに入れました。
新緑の季節が楽しみですね~(#^^#)
想像力をかきたてられる、素敵な空間づくりをさせて頂き、ありがとうございました。
<2021/3/16 “アンティークレンガで、お洒落かわいい玄関前に”>