野鳥があつまる庭

<宇治市I様邸 / 2023>

小高い丘の上の住宅地の一角にあるお宅。野鳥が好きなお客さまは、食べるものの少ない冬の間、お庭にヒマワリの種や雑穀、ミカンなどを置いてあげています。それもあって、いつも小鳥たちのさえずりが響く賑やかなガーデンに。I様がお持ちだった様々なガーデンオーナメントやアイテムを配置すると、「借りぐらしのアリエッティ」の世界観のようなお庭になりました。古民家の梁や柱を使ったお洒落なたたずまいの家屋がまた素敵で、お庭の格をひとつもふたつも上げてくれているように思います。

宇治川河床の石砂の混じる水はけのよい土が、植物たちの成長をより促してくれているようには感じますが、西向き斜面の丘の上にあるという立地から、夏場の西日の直射が半端ありません。昨年の猛暑は、植えたての植物たちにかなりダメージがありました(>_<)

それでもなんとか頑張ってくれた木々。2年目の今年が勝負ともいえるかもしれません。

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風の森の庭

<奈良市E様邸 / 2023>

近くに公園緑地の広がる住宅地の一角。風の良く抜けるお宅に雑木と宿根草のお庭をつくらせて頂きました。

緑のトンネルを抜けると、リビングから繋がる桧製のウッドデッキが。

木立の中に作らせて頂いた石のベンチに腰掛けて、こもれびを感じながら過ごす。

なんて贅沢な時間でしょう。

木々が強い日差しを遮り、林床では季節ごとにいろんな宿根草が咲く様子も見逃せません。

もともと粘土質で水はけが悪く、多雨期になると表層がじくじくして異臭もしていましたが、重機で開墾掘削し、縦横に通気浸透水脈を張り巡らせ、土壌環境を改善させることができました。昨年の梅雨以降も異臭がすることはなかったようです。今後の植物たちの前向きな変化が楽しみなお庭でもあります。

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#ナチュラルガーデン、#環境改善、#庭づくり、#石だたみ、#ウッドデッキ、#三和土風園路、

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ウチとソトを紡ぐバッファーガーデン(庭花事務所前庭)

<京都市左京区 / 2023> UNISONミライクル2023 デザインアワード・ゴールド賞受賞

数年前に整備した弊社の裏庭「実験的ガーデン」は、狭い物置&駐輪スペースを通っていかねばならなく、一般の方にはなかなかお見せできないので、この度サンプルガーデンにすべく前庭を全面改修いたしました!(笑)

「玄関開けたらすぐに森!」のイメージでデザインしました。限られた空間でも、雑木や宿根草で織りなすダイナミックかつ繊細な植物たちの競演の風景を表現したかったのです。

ポイントその1:玄関ドア前に石のベンチ

家を出る前に靴ひもを結んだり、犬の散歩帰りに毛づくろいしたり、鉢植えを飾ったり、洗った靴を乾かしたり…。もちろん用途は色々ですが、ウチからソトへ、ソトからウチへ。気持ちを切り替える空間として、大事な役目を果たしてくれています。

ポイントその2:石積みと石だたみとインターロッキング

玄関正面の道路沿いには、ひとつひとつ選びすぐった四角い川石を丁寧に積み上げ門塀をつくりました。玄関の軽い目隠しとしてはもちろんのこと、その背後の木々の根元への直射(西日)よけとしても機能してくれています。また、エントランスのインド斑岩の石だたみや駐車スペースのインターロッキング舗装(UNISONアッピア)ともマテリアルのリズム感を合わせ、全体の景色の統一感を図りました。

ポイントその3:森のような配植で建物を西日から守る

コナラやアオダモといった高木を随所に配植し、夏場の強い西日から建物の温度上昇を防ぎます。また、玄関前にこもれびのスペースができることで、飼い犬の寛ぎの場所に。下枝の少ない高木を使うことで下部にスペースができ、低木や宿根草をふんだんに植え、高中低と階層のある森のような植生を表現することができます。また、玄関に向かって築山状の地形にすることで、動きと立体感のある空間になりました。土の中まで水や空気がよく通るような配慮も施しております。

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もしご興味ある方は、事前にご連絡くだされば見学可能です!

お気軽にご連絡ください。

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#ナチュラルガーデン、#土中環境改善、#庭づくり、#石だたみ、#ワンちゃんのいるお庭、

#gardenrenovation #japanesemodern #woodfense

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オープンガーデン 2nd seasons のお知らせ

京都下鴨「循環と再生の庭」オープンガーデンを開催します!
  2nd seasons “秋色トランジション”

前回のオープンガーデンから一年半。

より深みが増したおとぎの森のようなナチュラルガーデンを、心ゆくまでお楽しみください。

2023/11/3(金)・4(土) 9:00-17:00
京都市左京区下鴨。来園無料。
個人邸庭園のため完全予約制です。
(ご予約された方にのみ後日場所をお伝えします)

◆予約方法
 info@niwahana-kyoto.com 宛のメールか
庭花のinstagramアカウント @niwa87saku39
のDMまで。
1.来園希望日時(Live観覧希望者は、どの回をご希望かお知らせください)
2.来園予定者のお名前と人数(大人・子供)、
3.お住まい(地域だけでも可)、
4.ご連絡先(メールor携帯電話)、
5.来園の理由(おしえてくださると嬉しいです)
6.その他ご質問あればご記入の上ご応募ください!

Liveは見ずにガーデン見学のみも大歓迎。その旨お伝えくだされば、隙間時間にご案内させて頂きます。

◆スペシャル企画
11/3金 elegant day
duo cantabile × 庭花 Live
①10:30~ ②13:00~ ③15:00~
中尾祥子〈ヴァイオリン〉城内聖子〈クラシックギター〉デュオによるコンサート。

このお庭への想いや物語、ガーデナーとしての心得などを合間に話しながら進めます。このお庭のために用意された美しいハーモニーを聴きながら、庭花の世界観をお楽しみください。

11/4土 ambient day
大前チズル(ピアニスト) × 臼井鳳九(書道家) × 庭花 Live
①11:00~ ②14:00~
アンビエントな即興ピアノ演奏に合わせながら、書道家とガーデナーが表現する「循環と再生」。未だかつてない組み合わせが織りなすガーデン・グルーヴをお楽しみください。

一人でも多くの方が、自然て素晴らしいな、お庭っていいな、そう感じて楽しんでくだされば幸いです。

ご連絡お待ちしております(*^-^*)
どうぞよろしくお願いいたします。

庭花 niwahana landscapes kyoto
ガーデナー 吉野ひろき

山と繋がる庭

<京都市左京区 O様邸 / 2022>

裏に山が迫る立地条件のO様邸。樹高25mを超えるコナラやヒノキなどの大木や大きな岩体が借景となるところにお庭をつくらせて頂きました。これだけ素晴らしい借景に恵まれているのですから、それを取り込むような空間にすべく、ナチュラルな雰囲気を大切にさせて頂きました。

お庭の中央は、家族でお食事やお茶を嗜んだり、子供やワンちゃんが遊べるよう、石張りデッキに。その周囲に落葉樹を植えて、夏は木陰で冬はこもれびを感じられる穏やかなスペースとしました。

お隣との境界には、間隔広めのウッドフェンスを設置。適度な目隠しをしながらも、風通しや採光は確保できるように配慮しました。玄関からお庭へのアプローチは、真砂土をベースとした三和土風の園路で、緑とも相性の良いナチュラルなカラーリングに。また、石張りデッキの奥には、山へと誘うラフな石だたみを敷いて。

なお、もともと農地だったこの地。コンクリート三面張りの用水路と隣接していることもあり、土中の空気や水分が若干滞り気味でしたので、縦穴を複数個所開け、通気浸透水脈をしっかりと造作させて頂きました。竹炭や燻炭もいつも以上に多めに使用し、微生物の活性化を促しましたよ。

秋の紅葉の美しい頃に完成したお庭。赤や黄色に色づいた木々が完成を喜んでいるかのように見えました。

すでに春が楽しみです。

O様、素晴らしい機会をくださり、本当にありがとうございました!

#雑木の庭、#こもれびの庭、#和モダン、#庭のリフォーム、#ウッドフェンス、

#ナチュラルガーデン、#土中環境改善、#庭づくり、#石だたみ、#石張りデッキ、

#オリジナル立水栓、#モルタル、#三和土風園路、#ワンちゃんのいるお庭、

#gardenrenovation #japanesemodern #woodfense

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石積みのある小庭

2022年の歳の瀬。お風呂の窓から眺める、小さなお庭が完成しました。

石積みと板塀を背景とした和庭。

穏やかでしっとりとした空気感が心静かにさせてくれます。

もともとは竹や雑草の生えた荒れ気味の放置庭でした。

まずはこれらの竹を抜根するところから始まりました。

更地にすると、むき出しになったブロック塀とあみあみのフェンスが気になりますので、石積みとウッドフェンスで隠すことに。

ウッドフェンスの柱は耐久性を考慮してアルミ製に。

そしてその柱の根元を隠すように、滋賀県産の安曇川石を積んでいきます。

川石は角がまるいので、合端を合わせるのが意外と難しいんです。コヤスケなどの石道具を使って形を整えれば合わせやすいのですが、そうすると川石の柔らかい表情が消えてしまいます。見えるところはなるべくそのままが良いと私は思っています。

モルタルの使用は最小限にし、裏込めとして砂利や土で突き固めながら、一石一石丁寧に積んでいきました。

また、景色としての石同士の流れや一体感も大切ですので、なるべく横方向になるように配慮して積み上げていきました。

天端のラインをまっすぐにそろえるところが、石積みの一番の技術かもしれません。

石積みができたら、お次は灯篭や手水鉢、景石などの据付。全体のバランスを考えながら、配置をしていきます。

そしてウッドフェンス。材料は今回も、地元京都産の桧材。桧はお風呂などにも使われているように、もともと水に強い木材ですので、表面に防腐剤入り塗料を塗布(両面2回塗り仕上げ)しておけば、耐久性はさらに抜群に。

徐々に背景が隠れ、雰囲気が出てきましたよ。

ハード面が完成したら、最後は植栽で一気に仕上げていきます。

緑が入ると、景色がぐっと変わりますね!

苔も入り、ついにお庭は完成です。

汚水桝の蓋隠しに、お施主様の駐車場の後ろに眠っていた赤い壺を…。意外とオシャレなアクセントかも(笑)

お風呂から眺めるお庭ですので、ライトアップは不可欠。

濡れた石積みや手水鉢が上質な雰囲気を醸しています。

素敵なお庭がまたひとつ完成しました。

M様、ありがとうございました。長風呂でのぼせないようにお気を付けくださいね。

<2022/12/30 石積みのある庭>

山と繋がる庭。

2022年も余すところ10日ほどとなりました。

先月完成したナチュラルガーデンを紹介いたします。

植栽したのはちょうど紅葉の美しい季節でした。

敷地の裏が山になっているため、景色の連続性と自然観を大切に造らせて頂きました。

テーマは「山と繋がる庭」。

お客さまは転居から5年、ご自分で芝生を張ったりして使ってはいたのですが、このたび更なる魅力的な空間に、と切望しご依頼してくださいました。

まずは重機で土づくりから。

もともと農地だったため土質は悪くはなかったのですが、コンクリート用水路によって水や空気の通りが遮断されており、若干水はけも悪く粘土化が進行していたので、重機でしっかり攪拌し空気をたくさん含ませました。

お庭の中央は、家族が集える石張りデッキ。

柔らかな凹凸のあるナチュラルテイストな敷石が、とてもいい雰囲気ですね。

周囲から少し高さを上げ、立体感・浮遊感を出してみました。

高木を植栽していきます。

コナラ、アオダモ、アズキナシ、ヤマボウシなどの落葉広葉樹を主体とした雑木林のような空間をイメージ。

植栽する穴には藁をくぐらせ、底にはパーライト(焼成黒曜石)とともに竹炭・燻炭などを混ぜ込み、空気や水の通りを潤滑にするとともに、微生物の活性化を促すような環境を創出しています。

また、植栽した樹木の近辺には、縦穴を掘り、竹筒を炭や枝葉などとともに差し込み、通気通水の浸透を促します。

こうした措置をほどこすことで、酸欠気味だった土壌も徐々に生き返り、良好な土質へと変化していくのです。

植えるときに根鉢の周囲だけを土壌改良しても、その効果は一時的なもの。結局庭全体を空気や水がよく流れなければ、植物は健全に育ちません。こうした通気浸透水脈を庭全体に張り巡らせることで、庭の土全体がよくなり、そこに育つ植物たちも生き生きとするのです。土中環境の改善は、庭をつくるうえで一番大切なことと言っても過言ではありません。

玄関前から庭へのエントランスは、真砂土をベースとした三和土風園路としました。

また、お隣との軽い目隠しとして、隙間の広いウッドフェンスを制作設置。

3センチの隙間は風も光もよく通し、お隣さんとの圧迫感・遮蔽感もさほどありません。

玄関前から移設した立水栓は、モルタルを塗りアンティークな雰囲気に変身です!

プラスチック製のまんまよりも、お庭の風景に溶け込み、とてもいい雰囲気ですよね(^^)

こうして細かなところもこだわらせて頂き、約一か月の工期を経て、お庭は完成!!

土留めを兼ねたアーチ状の石積みが、お庭の景色のアクセントとなり、

裏の山とも景色が繋がる素敵なアプローチとなりました。

白い石だたみは、奥へと続く山道の入口をイメージして。

しばらくは外に出るのも寒い季節が続きますが、来年またあたたかくなったら、

元気なワンちゃんと一緒に、楽しいガーデンライフをお過ごしくださいね。

素晴らしい機会をくださったO様、本当にありがとうございました(*^-^*)

<2022/12/23 山と繋がる庭。>

こもれびを奏でるチェロの庭

<京都市西京区 K様邸 / 2022>

美しい芝生がまぶしいこのお庭。K様自ら定期的に丁寧なメンテナンスをされています。

その一角、ちょうどリビング前を、雑木の庭にリノベーションさせて頂きました。

もともと灯篭やつくばいはあったのですが、和室側に向けてのあつらえでしたので、リビングから眺めるとどうしてもその背後が景色となってしまっていたのでした。

このたび、リビング正面から芝生へ向かって石だたみを配し、その両側にコナラやアオダモ、シラキなどの大小の雑木を重ねて植えることで、こもれびとその陰影を感じられるような空間にしました。

既存の飛び石を再利用してアクセント使いし、その周囲に細かな和良石を敷きつめた石だたみ。白い和良石(花崗岩)がグリーンに映え、お庭の良いアクセントになっていますね。雑木の足元には、ホスタやヒューケラ、イカリソウ、アマドコロといった宿根草が季節を追うように彩りを添えてくれます。

一方、冬の落葉期は樹上も足もとも若干寂しくはなりますが、明るい日差しをリビングに届けてくれる雑木の庭。音楽家であるK様ご夫婦には、四季を感じながら日々の心の音楽を奏でてくださることを願っています(^_^)

作庭中も、いつも穏やかで美しいチェロの音色をお聞かせくださり、豊かな心で向き合うことができました。

ありがとうございました!

#雑木の庭、#こもれびの庭、#和モダン、#庭のリフォーム

#ナチュラルガーデン、#芝生の庭、#庭づくり、#石だたみ、#和良石、

#gardenrenovation #tree&flowergarden

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「循環と再生の庭」オープンガーデン

かなり遅れ気味の投稿ですが…💦

5月に開催させて頂いた京都市左京区下鴨でのオープンガーデンのご報告。記憶がフェイドアウトしないうちに、記録させて頂きますね。5/21土22日29日の3日間開催し、なんとのべ170名を超える方々がご来園くださりました!

私がこれまで手掛けてきたお庭の中で、不特定多数の方がお越しくださる空間としては、カフェや着物やさん、宿泊施設などはありましたが、個人邸のお庭を、事前に広く告知してのオープンガーデンとして公開するというスタイルは私にとって初めてのこと。当初は、告知したはいいものの、果たして来てくださる方がいるのだろうか、という不安がかなりあったのですが…。ありがたいことに、たくさんの方が申し込んでくださいました(^^)

「循環と再生」をキーワードにしたこのお庭。庭づくりにおける環境負荷への軽減をどれだけできるか挑戦したところもあります。古材や廃棄物を再利用するという物質循環への配慮はもちろんのこと、雨水は人工的に排水せずにすべて土の中に還元させるような仕組みをつくったほか、ウッドフェンスやパーゴラベンチなどで使用した木材はすべて地元京都産を使うといった、地産地消にも配慮しました。(詳しくは“作庭集”のページを参照)

ご近所の方をはじめ、インスタやホームページをみて応募してくださった方もおられ、遠くは愛知、三重、兵庫などからもお越しくださいました。

造園関係者は注目することろが違います(笑)

土中環境の改善方法などについてもご説明させて頂きました。

お着物でお越しくださった方も。

5/21の初日と5/29の最終日に開催したライアーコンサートも大盛況。

森のような空間で、優しい風と柔らかな音色に包まれて、素敵な時間を過ごして頂きました。

物置小屋の中には、ご近所の作家さんによる一坪個展も。このお庭を見て感銘を受け一気に描き上げたという絵は、京都現代水墨展で特別賞を受賞されたとのこと。私まで光栄に思いました!

無我夢中でご来園の皆様にご対応させて頂き、気が付けば、あっという間に3日間が終わっていました。

たくさんの想いが詰まった「循環と再生の庭」。

お施主様であるO様の温かなご厚意から、私自身が好きなことを思う存分やらせて頂いた面もあり、私の世界観や今後の方向性を示唆できる代表作になったことはいうまでもありません。。。

内容の良し悪しや好みは別として、オープンガーデンによって多くの人の目に晒されることは、ガーデナーとして背筋の伸びる刺激的な体験であり、庭づくりに向き合う姿勢が大きく変わりました。

このお庭の物語は、まだ始まったばかりです。これから季節・年月を重ねるたびに、より一層深みを増していくことでしょう。景色がさらに醸成されたころ、再びここでオープンガーデンをできればなーとも思っております。

このような企画を快諾してくださったO様をはじめ、この日のためにお時間をつくってお越しくださったご来園の皆さま方、ライアーを演奏してくださったJさま、庭づくりを手伝ってくださった仲間たちには、本当に感謝です。

ありがとうございました!!

そして、これからも庭花 niwahana landscapes kyoto をどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

<2022/9/17 「循環と再生の庭」オープンガーデン>

トイプーちゃんのテラスガーデン

<京都市北区 T様邸 / 2022>

広めのテラスガーデンを、2匹のトイプードルさんのために可愛くリノベーションさせて頂きました。

シンプルなタイル敷きだった床には、300㎜角のアンティークな砂岩プレートを敷きつめ味わい深い雰囲気に。

また、ベランダ周囲は、ランダムな幅と高さの板でアンティーク調のウッドフェンスを制作。一枚一枚板の摩耗具合を再現するとともに、ペインティングで汚しをかけ、時間の経過を表現しました。

既存のアルミ柱は、モルタル造形でアンティークな柱に模様替え。庭の景色のアクセントに、古材の耐火レンガでベンチや花台を。そして、ジューンベリーやリキュウバイ、アオダモなどの軽やかな高木のあいだには、様々な宿根草やハーブなどで足元を彩りました。

アンティークホワイトのウッドフェンスに、花木のグリーンが鮮やかに映える、おしゃれ可愛いお庭。トイプードルってアンティークな景色が似合うなぁと改めて思いましたよ!造りながらもとってもワクワク(⋈◍>◡<◍)。✧♡

このような素敵な機会を、どうもありがとうございました(^^)

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循環と再生の庭

<京都市左京区 O様邸 / 2022>

閑静な住宅街の一角に、突如として現れた森。

柔らかな木々が風にそよぐたびに優しくこもれびを落とし、小鳥や虫たちのオアシスにもなっています。

まるで森の中に家があるような、緑に包まれた空間。飼われている2匹の犬たち(黒柴)も、このお庭をとても楽しんでくれているよう(笑)

緑いっぱいの庭をつくることは、一見環境に良いことしかないように思えますが…

つくる過程では、解体に伴う廃棄物の発生や重機等使用によるCO2排出など、環境への負荷の要素があることは否めません。

そんなアンチテーゼを私なりに解釈するため、「環境への負荷軽減」をコンセプトとしてつくらせて頂いたのがこのお庭。

このお庭には、環境負荷削減のための8つのこだわりを詰め込んでいます。

1.土中の空気と水の流れを考えた、通気浸透水脈の造作(土中環境の再生)

2.解体材(真砂土舗装材)を積んだコッツウォール風の石積み(廃棄物の再利用)

3.掘削時に出てきた川石を積んだ腰積みとベンチ(現場発生物の活用)

4.古材を使った石だたみ(既存石・京都市電の敷石・石臼などの再利用)

5.古材耐火レンガを使ったアンティークな物置小屋(古材の再利用)

6.解体時に発生したコンクリートガラを使ったバードバス(廃棄物の再利用)

7.地元京都産の桧材を用いたウッドフェンスとパーゴラ(地産地消によるCO2排出の削減)

8.これら「循環と再生」を象徴したストーン・サークル(サイクル)のエントランス

一貫したコンセプトを通すことで、お庭全体がひとつのストーリーとして繋がりました。

施工中から近所の方々から注目されたこともあり、完成後にはお披露目としてオープンガーデンを開催。

たくさんの方々に見て楽しんでいただきました。

本来プライベートであるはずの個人邸のお庭で、いろんな方がいろんな形で楽しめる、という価値観の広がりによってお庭の魅力も増したように思います。

コロナを機に閉鎖的になりつつあった“ご近所づきあい”が、新しい形で「再生」し、地域コミュニティが好「循環」した「循環と再生の庭」。心ひろいO様には、心より感謝です。ありがとうございます。

オープンガーデンのお知らせ

京都市左京区下鴨で現在施工中(2022/5上旬完成予定)のナチュラルガーデン「循環と再生の庭」のオープンガーデンを開催します。

四季を感じる癒しと彩りの空間、高低ある柔らかい樹形の木々が織りなす里山(明るい森)の風景をベースとしながらも、おとぎ話の世界のような温かで居心地の良いお庭に、あなたを誘います。きっと、あなたの中のノスタルジーの琴線に触れることでしょう。

また、土地のもつポテンシャルを最大限に活かした土中環境への配慮や、廃材や再生材(コンクリート、レンガ、石など)を使った様々なガーデンアイテムも見どころです!

当ガーデンの設計・施工担当の、吉野ひろき(庭花 niwahana landscapes kyoto / ガーデナー)が、このお庭の見どころのご紹介、植栽のプランニング、土中環境への配慮(土の中の水や空気の動きまで)、生活の中でお庭をもつ意義、私の庭観など、多岐にわたるお話とともに、お庭のご案内をさせて頂きます。

日程:2022/5/21(土)、22(日)、29(日)

   全日とも、10:00~17:00(小雨決行)

   1時間ごとの事前予約制。

   (コロナ感染予防のため、人数制限をさせて頂きます。)

   見学はマスク着用にご協力願います。

   近隣にコインパーキングがありますので、お車でもご来場可。

   なお、スペシャル企画として、音楽家で当庭主のご友人小野純子さんによる

   ライアーコンサートを行います。

   2022/5/21(土)11:30~、14:30~、および5/29(日)11:30~ の3公演

   各回とも、20~30分程度を予定しています。

   ※ライアー:ハープのような弦楽器。

     ノスタルジックなこのお庭にとてもよくお似合いのライアーの美しい音色を、

     心ゆくまでお楽しみくださいませ。(こちらは雨天中止とさせて頂きます)

ご自宅のお庭づくりやリフォームを考えていらっしゃる方はもちろんのこと、植物やお庭めぐりがお好きな方、お散歩がてら、造園関係者など、ご興味・ご関心ある方でしたらどなたでもかまいません!

どうぞ、お気軽にご参加お申込みくださいね♪

(無理やりの営業活動などは、こちらからはしませんのでご安心ください。)

近隣には、下鴨神社(糺の森)や京都府立植物園、鴨川などがあります。

お天気がよろしければ、ご一緒にお楽しみくださればと思います!

お申込み方法:

 メール info@niwahana-kyoto.com

 または、インスタグラム @niwa87saku39 のDMでもかまいません。

 代表者のお名前、希望日時、参加人数を明記の上、お申し込みください。

 お申込の方には、順次個別に、現地のご住所などをご連絡させて頂きます。

 (個人宅のお庭のため、お申込み者の方だけにお伝えさせて頂いております点、

  ご了承ください。)

 細かいお時間のご予定はまだという方、とりあえずお申込み、という形でも構いません(#^^#)

 どうぞお待ちしております。

庭花 niwahana landscapes kyoto

ガーデナー:吉野ひろき

<2022/4/21 オープンガーデンのお知らせ>

雑木の庭は、オーケストラのよう

一気に春めいてきました。

気温が上昇すると、木々の新芽はぐっと膨らんできます。

さて、先月完成したお庭をご紹介します。

芝生がメインのこのお庭。

その芝生の片隅、和室前を中心に、こじんまりした和庭がポツンとあったのですが、なんとなく違和感があったので、このたびお庭のリフォームをご提案。和室からだけでなく、リビングからも木立が見えるよう、雑木を植えたしました。

景色のアクセントとして、石だたみを。

もともと灯篭へ向かって敷かれていた飛び石を、ところどころにあしらって。

では、このお庭のリフォーム状況を、ダイジェストで追ってみましょう。

まずは、リフォーム予定範囲の芝生を剥がしていきます。

ご主人が丁寧に管理されている芝生を剥がすのは、若干気が引けましたが…(^_^;)

そして石だたみをつくっていきます。

石仕事は、職人ごとに個性がでます。

でも、全体で統一されたリズム感が大事なので、そこに気を付けながら、

時折ポジションチェンジをしたりして、個性が偏らないように配慮しました。

今回使用したこの白い石は、岐阜県産の和良石。

錆がかった花崗岩。細かな加工がしやすく、しかも面が出ているので、とても使いやすい石でした。

さいきん庭師に人気の石なのがよくわかります(笑)

石だたみ制作の途中ですが、樹木を搬入です。

今回の現場は、搬入ルートが限られていたので、大きな木を入れるのが大変でした。

高さ5.5mのアオダモを、駐車場後ろのせまい階段を使って運び込みました。

そのほか、コナラ、シラキなど。

この住宅街は、地盤が固い地域。20~30センチほども掘れば固い基盤に当たります。

なるべく深くまでほぐし、樹木がしっかり根を張れるように配慮しました。

このような固い基盤の地ですから、やはり通気浸透水脈の造作は欠かせません。

下草を植えてマルチングをすれば完成です!

凹凸のあるナチュラルなラインの石だたみが、雑木の景になじみます。

既存の芝生との縁切りには、エッジ材と砂利を咬ませました。

これなら、芝生が入り込みにくいかと思います。

*******

作業のあいだ、毎日のようにチェロの演奏がきこえてきました。

旦那様は、元オーケストラの指揮者だったそう。

いろいろな楽器の音色を美しくまとめあげる指揮者。

雑木の庭も通ずるものがあるような気がしました。

新緑の季節になり、このお庭が一斉に芽吹き始めたころ、リビングからタクトを振って草木たちの音色に耳を傾けてくだされば幸いです。

素敵な物語を描かせていただき、ありがとうございました(*^_^*)

<2022/3/11 ”雑木の庭は、オーケストラのよう”>

ベルギーの街に想いを馳せて

今月初めに完成した京都市西京区O様邸のお庭。

ベルギー産のアンティークレンガをふんだんに使用させて頂いた、ヨーロピアンテイストを感じさせる空間に仕上げました。足元は、夏場シェイドガーデンとなるので、日陰に強いカラーリーフを主体とした宿根草(ホスタ、クリスマスローズ、ヤブコウジ、ヒューケラ、アジュガなど)を。

このお庭には、いろんな種類の桜が数本、モクレン、そして樹高5mを超えるハナミズキが2本生えてお互いに枝葉を絡ませて緑陰をつくっており、すでに素敵な雰囲気のある空間でした。なので、ハード面を整えれば、絶対さらに素敵なお庭になるという確信がありました。

まずは背景となるフェンスの制作からはじめました。

フェンスのあいだ4か所ほどに、レンガを積んだ柱のモニュメントを配置。

背景の景色のアクセントとして効いてますよね。

アイアンフックもつけてみました。ここにこぼれんばかりの花鉢でも掛けてくださればと思って。

ベルギーの街では、建物の窓という窓から競い合うように花鉢を飾られていた、というOさまのお話からヒントを得たのでした。

リビングからお庭へのアクセスは、もとは壊れかけた小さな縁側があったのですが、これを撤去し、ちょっと広めのアウトドアリビング的なデッキを造らせて頂きました。

90度ではない個性的な建物の外郭に合わせたデッキ。

大工ではない僕、板材の加工にかなり苦戦しました(笑)

でも実は、僕の曽祖父は長野は善光寺の宮大工だったそう(*´ω`*)

その血をひいているから、きっとできる!そう自分に言い聞かせて(笑)

また、お庭の一角には、景色のポイントとしてレンガのモニュメントを制作。

アンティーク感を出すため、目地の仕上げにはこだわりましたよ。

モニュメントは少しアールをつけて強度を高めるとともに、立体感と動きを出しました。

レンガって石同様に表情豊かでおもしろいなぁと思った瞬間です!

園路は、ピンコロ石、ボーン型(骨型)レンガ、コンクリート平板など、もともとお庭にあったものを使わせて頂きました。また、立水栓は完全オリジナルで創作させて頂きました。

掘削時に、土の下から排水桝を発見しましたので、そこを受け盤としてモルタルで制作…

このように、ディテールまで丁寧に手を入れさせて頂き、足掛け2ヶ月の工事は完了したのでした。

リビング正面のハナミズキの足元には、いろんな種類のクリスマスローズを忍ばせてみましたよ。

リビングからの眺めも素敵です(*^_^*)

イマジネーション溢れる素敵な空間づくりをさせて頂き、ありがとうございました。

*********

<2022/2/20 ベルギーの街に想いを馳せて>

ベルギーに想いを馳せる庭

( 京都市西京区・O様邸 / 2022)

大きな桜とハナミズキがポイントのOさまのお庭。洋風な雰囲気にすることは最初から決まっていました。あとはどんなマテリアルを使ってどんなデザインにするか。計画から一年の時を経て、ようやく施工した案件です。

いろんなレンガをあちこち探しまわり、ベルギーのアンティークレンガを使わせて頂くことに。

ベルギーレンガをご提案させて頂いたところ、偶然Oさまもベルギーにご縁があるようで…。

昔お得意先のベルギーの会社に出張で伺ったことがあるそうで、花いっぱいの街並みがとても印象的だと話しておられました。それをお聞きして、このお庭も花いっぱいにできたらいいなと想像が広がり…。ひとつの事柄から話がどんどん膨らむのは良い流れ。

要所要所にレンガを積み上げ、鉢を飾る花台やアイアンフックを取り付けるなど、色とりどりのお花が立体的に咲くようなアイデアを次々と仕掛けさせて頂きました。

また、園路はもともとお庭にあったものをメインに再利用。ボーン型(骨型)レンガやピンコロ石、コンクリート平板など、使えるものはなるべく使わせて頂きました。これでOさまの思い出も色褪せることはありません。

「マテリアルが生まれ変わって使われる。」

これはまさに、お庭のリフォームの醍醐味ともいえるでしょう。

お客様のベルギーのご縁もあって、お庭に一段と素敵な物語が添えられました。

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耐久性・機能性をもたせたウッド・バンブーフェンス(京都市左京区/2022)

前回竹垣(御簾垣)が造られてから推定10年以上。もう原型をとどめないほどにまで朽ちていましたので、作り直すことになりました。ただし、同じ御簾垣をつくるべきなのか…。

ここは家の裏側に当たり、その向こうは谷となり下を川が流れているということからして、壊れやすい形状のものは危ないのではないかと思い、なるべく骨格が頑丈なものを検討。

ということで、木製フェンス(ウッドフェンス)をご提案させて頂きました。

御簾垣のラインを踏襲して横方向の板を這わせ、その間に何箇所かアクセントで小竹を挟み込む和モダンなデザイン。板の塗装は、母屋に合わせた落ち着きのある濃い茶色(ウォルナット)で。適度な目隠しと風通しを兼ね備えたウッド・バンブーフェンス。木材は、地元京都の桧材を使用しています。

竹のほうが早く朽ちるかとは思いますが、その際は、小竹のみ交換すればよいので、総合的なコストパフォーマンスはかなり高い構造だと思います。

ウッドフェンスは、アルミ等の素材に比べ温かみがあり、周囲の緑とも合い、とても柔らかな景観となります。定期的な重ね塗りをすればより耐久性は高まります。柱の根元に水が回りにくい構造にすれば、15年は問題なく使用できるものと思われます。近年木造住宅が再注目されていますし、お庭の背景へのウッドフェンスは大変おススメですよ。

<京都市左京区S様邸/2022>