たった一年でもよく伸びる木とあまり伸びない木があります。一番右の木は成長のとて早いミモザ、真ん中は比較的緩やかなカツラ(※)。ミモザは腐朽菌が入りやすいのですが、思いきって切らないと逆に手に負えなくなってしまいます。カツラも菌に決して強くはないのですが、こちらは自然樹形を大切にしたので、あまり手を入れず、絡んだ枝を抜く程度に。また、一番左のレイランディーは、コニファー類にしては剪定に強い樹種ですので、適度に枝を抜き透かします。このように、樹種とその生育環境を見極めながら、手入れの方法を考えています。(※カツラも、強剪定をするとたくさん萌芽しぐんぐん伸びます。あくまでもミモザとの比較です。)
(京都市左京区)