緑に包まれた慕情の庭

<京都市西京区 / K様邸 2025>

雑木と宿根草のナチュラルガーデン

湿気た土壌に一面芝生だったお庭を大改造させていただきました。

お施主様は当初石積みをご希望されていたのですが、建物の雰囲気からレンガ塀の方が合いそうでしたので、お庭の中央にレンガ塀とレンガ敷きのスペースをつくりました。ベルギー製のアンティークレンガがまた草木の緑ととても相性が良く、四季を通して景色の素敵なアクセントとなっています。北東角には、道からの目隠しを兼ねて少しイギリスを思わせるDry stone wall を。いつもよりは高木を少なめに、カラーリーフのシュラブ、グラス類や宿根草・多年草をふんだんに用いた Naturalistic な風景となりました。エラグロスティスやメリニス、スキザクリウム、ミューレンベルギアなどのグラスが風に揺れる様子はとても幻想的です。

笑顔とこもれびの庭

<京都市左京区 / M様邸 2025>

2人の女の子がいるご家族のお庭。石垣と板塀を道から1mほどセットバックさせ、セミパブリックなお庭(ソトニワ)をつくりました。ソトニワとウチニワ…塀を境に二面性のある空間を保ちながらも大小の草木によって風景はひとつに繋がり、お庭にドラマチックな展開を表現することができました。

お庭はプライベートでありながら、地域に開けた街の風景であっても良いと考えています。「お庭っていいなぁ」道行人もそう感じ、笑顔になって頂けたら幸いです。

#雑木の庭 #宿根草の庭 #ナチュラルガーデン #石積み #石だたみ

ふっかつやまのふしぎのもり(復活幼稚園)

<京都市北区 / 復活幼稚園 2025-2026>

2025年秋と2026年春の二期に分けて作庭させていただいた園庭リノベーション。

もともとあった人工芝が張られたひょうたん山を中心に、その周りに土を盛り、森とお花畑をつくりました。遊び場に起伏をつけ丸太や石でステップを設けることで、園児さんの瞬発力や体幹、筋力をつけることをねらいます。

この自然豊かなあそびばは、園児さんが五感を使いながら四季の変化を感じて頂けるようにデザインしています。高木はコナラやクヌギ、ウワミズザクラ、イロハモミジ、ホオノキなどの日本の野山に普通に生えているものを中心に、里山のようなどこか懐かしい身近な風景を骨格としています。また、多様な実や葉っぱ、花の植物を取り入れ、あそびを発見できるよう考えています。

園児さんの目線以下の草花には、フジバカマ、ノコンギク、ムラサキシキブ、コマユミ、ムギナデシコ、カンスゲといった日本の山野草木に、季節の変化が大きく彩り豊かで華やかな色使いの宿根草やグラス類(イネ科の草)を各所に織り交ぜ、風が吹くと揺れる林縁の草原のような雰囲気をイメージしています。
花の豊富な春夏だけでなく、秋の黄葉(草紅葉)や冬の枯れ姿に至るまで、四季折々の風景の変化を体感してくださればと思っています。

また、各所にアンティークレンガを使ったベンチやおあそび台をつくり、背後にある京都復活教会(ウィリアムズ・メレル・ヴォーリズ設計)とも合いまった異国情緒ある景色となっています。

この園を卒園したお子さまが、いつかふとこの園庭であそんだことを思い出し、自然の美しさや素晴らしさを全身で感じ、将来の美しい自然を守り育てる原動力になっていただけたら幸いです。

野坐ペレニアルガーデン(叶匠壽庵 寿長生の郷)

<叶匠壽庵 寿長生の郷 / 滋賀県大津市 2023>

2017年にオープンしたベーカリー&カフェ野坐の奥庭に、新たにつくった宿根草とグラスのガーデン。粘土基盤の土をどうすべきかが課題であり、その後もあれこれ改良を重ねながら、現在に至っています。

叶匠寿庵寿長生の郷は日本の里山を軸とした風景が広がっていますが、ここはベーカリー&カフェ野坐の「お庭」という位置づけ。とはいえ、どこか和の心を大切にした宿根草ガーデンでお出迎えしています。滋賀県産の川石や石臼を随所に用いたくねくね小径はどこかしら懐かしい雰囲気に。奥にあるヤギ牧場まで続くのどかな風景は、あなたの心をやさしく癒してくれることでしょう。四季を通じて様々な花が咲き、いろんな虫もたくさん訪れています。2024年には幸せの青い蜂「ブルービー」(ルリモンハナバチ)も見ることができました。

2026年春にはヤギ牧場のほうへ少し拡張しました。

宿根草やグラスが風に揺れる風景の美しさや、芽吹き、花、シードヘッド、色づいた草葉などから四季のうつろいを感じてくださるとうれしいです。何度も足を運びたくなるようなガーデンをめざしています。

こどものその、ひみつのもり(コドモの園幼稚園)

<東京都世田谷区 / 学校法人東育学院 コドモの園幼稚園 2025>

マクリン幼稚園さんの「まくりんのもり」を視察して決めてくださった東京都世田谷区の幼稚園。園庭を森や草原に変身させちゃいましたよ。

もともとは園庭周囲の塀沿いや園舎沿いに木と遊具がならぶ、ごくごく普通の園庭形態のある幼稚園。都心にある幼稚園なので、マンション住まいの園児さんも多いとのこと。昨今の夏はとても厳しくて、夏場はなかなか園庭で遊べないことがお悩み。木陰で心地よく遊ぶことができたら…というのがきっかけでした。

園庭の中央に大きな築山をつくり、大きなコナラやクヌギ、ジューンベリーなどの木を植え、石や枕木などでアップダウンのある小径をつくって…

山頂にはまんまるのレンガの台をこしらえ、自由にあそぶオープンスペースとしました。また、園舎近くの水場の横にはアンティークレンガを積んだおままごと台を。どの場所も大人が遊び方を決めつけずに、子供たちが色んなアイデアで色んな遊びを発明してくれたらうれしいなと思います。

また、植栽は樹木ばかりにせず、宿根草やグラスをふんだんに用いた草原のエリアも。こうすることでチョウチョやトンボ、バッタ、カマキリなど、いろんな虫たちが次々とやってきます。もちろんハチだっていっぱいやってきます。でも、自然界には害虫なんかひとつもいなくて、すべての生き物がみんな意味を持って命をもって生きているんだ、自然ですばらしいなぁ、ということを頭の片隅で感じてくださったら嬉しいと思っております。

大きな心で温かく受け入れてくださるコドモの園幼稚園の先生方には心より感謝しています。これからもどうぞよろしくお願いいたします!

チェロが奏でる木立の庭(第二期)

<京都市西京区 K様邸 / 2024>

2022年にリビング前をリガーデンさせて頂いたお宅から、和室前も改修してひとつの庭として繋げてほしいとの嬉しいご依頼です。和室前は、棗型の水鉢があるつくばいが印象的な空間。このつくばいの棗は動かさず、役石をすべて崩して配し、背後に石積みを横断させて石積みの中から水が流れるようにリノベーションさせて頂きました。

2回にわたって手がけさせて頂いたガーデンは、周囲を広々とした芝生に囲まれておりますが、部屋の中から見ると森の中にいるような錯覚になるという、ひとつで2度楽しめるガーデンです。樹高6mあまりの木もありますが、ご近所に落ち葉が舞いこむなどの心配はなく、また、木々のあいだからの抜け感も風通しもよく、夏は木陰、冬はこもれびと、とても快適なフォレストガーデン。周囲の芝生は、ご主人様自らが手塩をかけてメンテナンスされており、いつお伺いしてもプロ顔負けの美しい仕上がりとなっています。もともと芝生の中にあった3石の景石の配置が大変心地よく(過去に据えられた庭師さんのセンスの良さを感じます)、その石とのつながりも意識しながらお庭をつくらせて頂きました。和庭ではありながら、どこかモダンな雰囲気を奏でるガーデンになったかと思います(*^-^*)

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あふれくる箱庭

<京都市左京区 F様邸 / 2024>

玄関横にあるピンコロ石で囲まれた四角い花壇のような謎のスペース。そこをどうしたらよいか、とのご相談がはじまり。花壇にしては奥行きがあり、自分で植栽するにはもてあます広さ。ということで、起伏を付け、大小の樹木や草花を植え、石だたみやベンチをつくり、花壇ではなく庭として造り上げさせて頂きました。

折角なので、ビフォーから見ていただこうかと思います。

これが最初の状況。これは庭というより砂場か花壇ですよね。

小さなお子さんが2人おられるご家庭でしたので、子供たちも楽しめるような雰囲気を大切にしました。

この「箱庭」、このスペースに収まりきらないほどのものを創造しよう!と思い立ち、テーマは「あふれくる箱庭」に。

重機を使用し、深さ1mほど掘り返しました。周囲を舗装されていたりコンクリートなどで固められているところは土中に空気や水が通りにくいため、土が押し固められて粘土化していることが多いのです。固くなっているところをよくほぐし、バーク堆肥やパーライト、竹炭、もみがらなどを混ぜ込んで土壌改良をしていきます。まさに土に息吹を吹き込む作業!

ピンコロの枠にとらわれるとスケールが収まりがちになるので、一部をはつって石だたみをはみ出させました。

文字通り「枠」にとらわれない発想で、空間を形作っていきます。

樹木植栽後、その間を縫うようなルートで石だたみをつくっていきます。モルタルは一切使わず、厚めのものをハンマーで打ち込み組み合わせていきます。景石もいくつか置いて景色に変化を。

花植えや石だたみの目地入れなどは、お子様たちにもお手伝いしていただきましたよ♪

目地には竹炭と砂を充填しました。カチカチに固まり過ぎないよう、そして草木の根が(バクテリア等とともに)よく伸びるように。

こうして一緒に手がけた思い出は、大きくなっても覚えてくれてたらうれしいものですね(*^-^*)

楽しいお庭づくりをさせて頂き、ありがとうございました。

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まくりんのもり(マクリン幼稚園)

<京都市左京区下鴨 学校法人マクリン幼稚園 / 2023>

2023年秋にリニューアルさせて頂いた「まくりんのもり」。京都市左京区にあるマクリン幼稚園さんの園庭です。

園庭の一角に元からあった築山の芝生がはげて土がむき出しの状態だったのを何とかできないか、とのご相談からご提案させて頂いた案件。このたびの改修工事で、築山全体を石や緑で覆うことで土の流出を防ぐとともに、築山内に園路をいくつもつくることで、あそび場の要素も含めた空間へと変身させました。

土が流れないようにするには、土木的観点からいえば擁壁やブロックなどの土留めがシンプルで効果的とは言えますが、土中の空気や水の動きのことを考えれば、自然素材のもの、究極的には植物の根で留めるのが健全。要は表層を水が滑り流れないような土の構造にしてあげることが一番大切です。また、大きな木を複数植えることで木陰ができ、夏場の子どもたちへの日除けにもなります。足もとにはいろんな種類の草花を植え、見た目の楽しさや子供たちの身近な自然への興味関心を促し、自然教育的な面も期待しました。たくさんの木々や草花を植えたことで、ちょうちょやバッタ、カマキリ、トンボ、アリ、蜘蛛など、やってくる昆虫の種類が格段に増え、子供たちは虫探しを楽しんでいるとのことです。ジューンベリー、ガマズミ、コナラ、シラキなど実のなる木も増えましたので、今まで見たことのない野鳥が訪れるようになったとも聞いております。

大きな石を使っているので、本当の山のように険しく危ないところもありますが、そういった外遊びの中で、危険予知を含めた自然体験を重ねていってもらえれば、将来に役立つのではないかと思います。先生方の安全管理や監視も大変ではありますが、それを含めた幼稚園さんの日々の勇気と愛情、思いやりによって維持されているとも言えます。本当に心より感謝です。どうか末永く見守っていければと思っております。

ただでさえ子どもの数が少なくなっているわが国、そして自然とのふれあいの機会が格段に減ってきている現代において、このように自然豊かでサステナブルな園庭のある幼稚園や保育園がふえていくことを心より願っております。

ご興味・ご関心のある園の経営者の方々、よろしければご相談ください。もちろん遠方でも構いません。

どうぞよろしくお願いいたします。

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野鳥があつまる庭

<宇治市I様邸 / 2023>

小高い丘の上の住宅地の一角にあるお宅。野鳥が好きなお客さまは、食べるものの少ない冬の間、お庭にヒマワリの種や雑穀、ミカンなどを置いてあげています。それもあって、いつも小鳥たちのさえずりが響く賑やかなガーデンに。I様がお持ちだった様々なガーデンオーナメントやアイテムを配置すると、「借りぐらしのアリエッティ」の世界観のようなお庭になりました。古民家の梁や柱を使ったお洒落なたたずまいの家屋がまた素敵で、お庭の格をひとつもふたつも上げてくれているように思います。

宇治川河床の石砂の混じる水はけのよい土が、植物たちの成長をより促してくれているようには感じますが、西向き斜面の丘の上にあるという立地から、夏場の西日の直射が半端ありません。昨年の猛暑は、植えたての植物たちにかなりダメージがありました(>_<)

それでもなんとか頑張ってくれた木々。2年目の今年が勝負ともいえるかもしれません。

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風の森の庭

<奈良市E様邸 / 2023>

近くに公園緑地の広がる住宅地の一角。風の良く抜けるお宅に雑木と宿根草のお庭をつくらせて頂きました。

緑のトンネルを抜けると、リビングから繋がる桧製のウッドデッキが。

木立の中に作らせて頂いた石のベンチに腰掛けて、こもれびを感じながら過ごす。

なんて贅沢な時間でしょう。

木々が強い日差しを遮り、林床では季節ごとにいろんな宿根草が咲く様子も見逃せません。

もともと粘土質で水はけが悪く、多雨期になると表層がじくじくして異臭もしていましたが、重機で開墾掘削し、縦横に通気浸透水脈を張り巡らせ、土壌環境を改善させることができました。昨年の梅雨以降も異臭がすることはなかったようです。今後の植物たちの前向きな変化が楽しみなお庭でもあります。

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ウチとソトを紡ぐバッファーガーデン(庭花事務所前庭)

<京都市左京区 / 2023> UNISONミライクル2023 デザインアワード・ゴールド賞受賞

数年前に整備した弊社の裏庭「実験的ガーデン」は、狭い物置&駐輪スペースを通っていかねばならなく、一般の方にはなかなかお見せできないので、この度サンプルガーデンにすべく前庭を全面改修いたしました!(笑)

「玄関開けたらすぐに森!」のイメージでデザインしました。限られた空間でも、雑木や宿根草で織りなすダイナミックかつ繊細な植物たちの競演の風景を表現したかったのです。

ポイントその1:玄関ドア前に石のベンチ

家を出る前に靴ひもを結んだり、犬の散歩帰りに毛づくろいしたり、鉢植えを飾ったり、洗った靴を乾かしたり…。もちろん用途は色々ですが、ウチからソトへ、ソトからウチへ。気持ちを切り替える空間として、大事な役目を果たしてくれています。

ポイントその2:石積みと石だたみとインターロッキング

玄関正面の道路沿いには、ひとつひとつ選びすぐった四角い川石を丁寧に積み上げ門塀をつくりました。玄関の軽い目隠しとしてはもちろんのこと、その背後の木々の根元への直射(西日)よけとしても機能してくれています。また、エントランスのインド斑岩の石だたみや駐車スペースのインターロッキング舗装(UNISONアッピア)ともマテリアルのリズム感を合わせ、全体の景色の統一感を図りました。

ポイントその3:森のような配植で建物を西日から守る

コナラやアオダモといった高木を随所に配植し、夏場の強い西日から建物の温度上昇を防ぎます。また、玄関前にこもれびのスペースができることで、飼い犬の寛ぎの場所に。下枝の少ない高木を使うことで下部にスペースができ、低木や宿根草をふんだんに植え、高中低と階層のある森のような植生を表現することができます。また、玄関に向かって築山状の地形にすることで、動きと立体感のある空間になりました。土の中まで水や空気がよく通るような配慮も施しております。

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もしご興味ある方は、事前にご連絡くだされば見学可能です!

お気軽にご連絡ください。

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山と繋がる庭

<京都市左京区 O様邸 / 2022>

裏に山が迫る立地条件のO様邸。樹高25mを超えるコナラやヒノキなどの大木や大きな岩体が借景となるところにお庭をつくらせて頂きました。これだけ素晴らしい借景に恵まれているのですから、それを取り込むような空間にすべく、ナチュラルな雰囲気を大切にさせて頂きました。

お庭の中央は、家族でお食事やお茶を嗜んだり、子供やワンちゃんが遊べるよう、石張りデッキに。その周囲に落葉樹を植えて、夏は木陰で冬はこもれびを感じられる穏やかなスペースとしました。

お隣との境界には、間隔広めのウッドフェンスを設置。適度な目隠しをしながらも、風通しや採光は確保できるように配慮しました。玄関からお庭へのアプローチは、真砂土をベースとした三和土風の園路で、緑とも相性の良いナチュラルなカラーリングに。また、石張りデッキの奥には、山へと誘うラフな石だたみを敷いて。

なお、もともと農地だったこの地。コンクリート三面張りの用水路と隣接していることもあり、土中の空気や水分が若干滞り気味でしたので、縦穴を複数個所開け、通気浸透水脈をしっかりと造作させて頂きました。竹炭や燻炭もいつも以上に多めに使用し、微生物の活性化を促しましたよ。

秋の紅葉の美しい頃に完成したお庭。赤や黄色に色づいた木々が完成を喜んでいるかのように見えました。

O様、素晴らしい機会をくださり、本当にありがとうございました!

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チェロが奏でる木立の庭(第一期)

<京都市西京区 K様邸 / 2022>

美しい芝生がまぶしいこのお庭。K様自ら定期的に丁寧なメンテナンスをされています。

その一角、ちょうどリビング前を、雑木の庭にリノベーションさせて頂きました。

もともと灯篭やつくばいはあったのですが、和室側に向けてのあつらえでしたので、リビングから眺めるとどうしてもその背後が景色となってしまっていたのでした。

このたび、リビング正面から芝生へ向かって石だたみを配し、その両側にコナラやアオダモ、シラキなどの大小の雑木を重ねて植えることで、こもれびとその陰影を感じられるような空間にしました。

既存の飛び石を再利用してアクセント使いし、その周囲に細かな和良石を敷きつめた石だたみ。白い和良石(花崗岩)がグリーンに映え、お庭の良いアクセントになっていますね。雑木の足元には、ホスタやヒューケラ、イカリソウ、アマドコロといった宿根草が季節を追うように彩りを添えてくれます。

一方、冬の落葉期は樹上も足もとも若干寂しくはなりますが、明るい日差しをリビングに届けてくれる雑木の庭。音楽家であるK様ご夫婦には、四季を感じながら日々の心の音楽を奏でてくださることを願っています(^_^)

作庭中も、いつも穏やかで美しいチェロの音色をお聞かせくださり、豊かな心で向き合うことができました。

ありがとうございました!

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トイプーちゃんのテラスガーデン

<京都市北区 T様邸 / 2022>

広めのテラスガーデンを、2匹のトイプードルさんのために可愛くリノベーションさせて頂きました。

シンプルなタイル敷きだった床には、300㎜角のアンティークな砂岩プレートを敷きつめ味わい深い雰囲気に。

また、ベランダ周囲は、ランダムな幅と高さの板でアンティーク調のウッドフェンスを制作。一枚一枚板の摩耗具合を再現するとともに、ペインティングで汚しをかけ、時間の経過を表現しました。

既存のアルミ柱は、モルタル造形でアンティークな柱に模様替え。庭の景色のアクセントに、古材の耐火レンガでベンチや花台を。そして、ジューンベリーやリキュウバイ、アオダモなどの軽やかな高木のあいだには、様々な宿根草やハーブなどで足元を彩りました。

アンティークホワイトのウッドフェンスに、花木のグリーンが鮮やかに映える、おしゃれ可愛いお庭。トイプードルってアンティークな景色が似合うなぁと改めて思いましたよ!造りながらもとってもワクワク(⋈◍>◡<◍)。✧♡

このような素敵な機会を、どうもありがとうございました(^^)

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循環と再生の庭

<京都市左京区 O様邸 / 2022>

閑静な住宅街の一角に、突如として現れた森。

柔らかな木々が風にそよぐたびに優しくこもれびを落とし、小鳥や虫たちのオアシスにもなっています。

まるで森の中に家があるような、緑に包まれた空間。飼われている2匹の犬たち(黒柴)も、このお庭をとても楽しんでくれているよう(笑)

緑いっぱいの庭をつくることは、一見環境に良いことしかないように思えますが…

つくる過程では、解体に伴う廃棄物の発生や重機等使用によるCO2排出など、環境への負荷の要素があることは否めません。

そんなアンチテーゼを私なりに解釈するため、「環境への負荷軽減」をコンセプトとしてつくらせて頂いたのがこのお庭。

このお庭には、環境負荷削減のための8つのこだわりを詰め込んでいます。

1.土の中の空気と水の流れを考えた、通気浸透水脈の造作(土の中の環境の再生)

2.解体材(真砂土舗装材)を積んだコッツウォール風の石積み(廃棄物の再利用)

3.掘削時に出てきた川石を積んだベンチ(現場発生物の活用)

4.古材を使った石だたみ(既存石・京都市電の敷石・石臼などの再利用)

5.古材耐火レンガを使ったアンティークな物置小屋(古材の再利用)

6.解体時に発生したコンクリートガラを使ったバードバス(廃棄物の再利用)

7.地元京都産の桧材を用いたウッドフェンスとパーゴラ(地産地消によるCO2排出の削減)

8.これら「循環と再生」を象徴したストーン・サークル(サイクル)のエントランス

一貫したコンセプトを通すことで、お庭全体がひとつのストーリーとして繋がりました。

施工中から近所の方々から注目されたこともあり、完成後にはお披露目としてオープンガーデンを開催。

翌年にもバイオリニストやギタリスト、書道家、画家など様々なアーティストをお招きし、芸術祭のようなオープンガーデンを開催。京都内外からたくさんの方々にお越しいただき、楽しんでいただきました。

本来プライベートであるはずの個人邸のお庭で、いろんな方がいろんな形で楽しめる、という価値観の広がりによってお庭の魅力も増したように思います。

コロナを機に閉鎖的になりつつあった“ご近所づきあい”が、新しい形で「再生」し、地域コミュニティが好「循環」した「循環と再生の庭」。心ひろいO様には、心より感謝です。ありがとうございます。

ベルギーに想いを馳せる庭

( 京都市西京区・O様邸 / 2022)

大きな桜とハナミズキがポイントのOさまのお庭。洋風な雰囲気にすることは最初から決まっていました。あとはどんなマテリアルを使ってどんなデザインにするか。計画から一年の時を経て、ようやく施工した案件です。

いろんなレンガをあちこち探しまわり、ベルギーのアンティークレンガを使わせて頂くことに。

ベルギーレンガをご提案させて頂いたところ、偶然Oさまもベルギーにご縁があるようで…。

昔お得意先のベルギーの会社に出張で伺ったことがあるそうで、花いっぱいの街並みがとても印象的だと話しておられました。それをお聞きして、このお庭も花いっぱいにできたらいいなと想像が広がり…。ひとつの事柄から話がどんどん膨らむのは良い流れ。

要所要所にレンガを積み上げ、鉢を飾る花台やアイアンフックを取り付けるなど、色とりどりのお花が立体的に咲くようなアイデアを次々と仕掛けさせて頂きました。

また、園路はもともとお庭にあったものをメインに再利用。ボーン型(骨型)レンガやピンコロ石、コンクリート平板など、使えるものはなるべく使わせて頂きました。これでOさまの思い出も色褪せることはありません。

「マテリアルが生まれ変わって使われる。」

これはまさに、お庭のリフォームの醍醐味ともいえるでしょう。

お客様のベルギーのご縁もあって、お庭に一段と素敵な物語が添えられました。

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