軽井沢で庭工事

先月の中下旬、長野県軽井沢町まで、お庭の工事に行ってまいりました。

お庭、というよりは雑木林です。

高さ30mほどのカラマツやミズナラの木立の中に家がある、という、

まさに軽井沢の別荘地らしいところでした。

このあたりの樹木は、幹は細いのに樹高があるものが多く、ダイナミックなのに繊細な印象を受けました。

気候の違いでしょうか。土質の違いなのでしょうか。

どっしりした西日本の森の風景とは何となく異なる気がします。

軽井沢にカラマツが多いのは、浅間山の噴火以降、荒廃したこの地に植林されてきたのが理由のようです。

まずは、16tラフターを投入して一部の樹木の高さ下げ伐採を実施。

これにより、空が広くなりお庭が明るくなりました(*^_^*)

それからエントランス工事。

エントランス延長上にあたる低木類を掘り取って移植。

マユミとツリバナ。低木といっても高さ4m以上もあります。

そしてエントランス(園路)づくり。…それにしても大きな入口ですよね。

掘削、基礎砕石敷均・転圧、ベース生コン打設、板石張り、枕木敷設、浅間砂利敷均…、

天候に泣かされた日もありましたが、限られた時間の中で、刻々と進めてまいりました。

今回は、外構部分の工事を主にさせて頂きました。

昼間の気温は15~25℃前後の過ごしやすい時期でしたので作業は順調に捗りましたが、

軽井沢はこれから一気に秋から冬へと入ります。

植栽などの仕上げの作業は、雪解けした来年春を予定。

このダイナミックなエントランス沿いに、華やかな彩りを添えに、

また訪れたいと思います。

↑コンクリート製枕木。ディテールまでリアルで、なかなか良い雰囲気!

遠方にも関わらず、ご指名くださり、ありがとうございました。

※直前に台風19号の通過により、長野県も各地で甚大な被害を受けましたが、
(軽井沢付近も停電や一部通行止めなどはありましたが)
施工は特に問題なく進めさせて頂くことができました。
(それでも道中では、道路通行止の箇所や店舗・施設・田畑等の
浸水・泥水被害を幾多と目にし、大変胸が痛くなりました。
一日も早くの復旧を心から願っております。)

(2019/11/2 “軽井沢で庭工事”)