雑木と花のエントランスガーデン

みなさんこんにちは(*^▽^*)

朝晩の冷え込みも厳しくなり、すっかり秋も深まってまいりましたね。

今月上旬、新しいお庭がまたひとつ完成いたしました。

雑木と花のエントランスガーデン。

駐車場から玄関へのアプローチを、“庭”としてとらえ、

明るく彩り豊かで、柔らかいスペースを表現・演出させて頂きました。

入口の景色の核となるアオダモやジューンベリー、ヤマモミジなど

高木類は、どれも落葉樹。

夏は緑陰をつくり涼しげな玄関前を、

そして冬は枝と枝の隙間から、あたたかな日差しを降り注いでくれることでしょう。

大きな白い壁は、まるで自然の表情を映し出すスクリーンのよう。

足もとには、たくさんの宿根草を植え、四季を通して華やかな林床を演出しました。

木漏れ日の下で、色とりどりのお花たちが次々と可愛い笑顔を

見せてくれることでしょうね。

アジュガ、リシマキア、ホスタ、アキシラリスなどのカラーリーフや、

ブラキカム、サポナリア、リクニス、ゲラニウム、フォプシスなどのグランドカバー

をふんだんに植えこみました。いろんな球根類も仕込んであります。

来年の春がとっても楽しみ(*^-^*)~♪♪♪

ところどころに積んだアンティークレンガ。

景色のアクセントとして効いています!

玄関の奥のアプローチ。

コンクリート枕木のステッピングと、粒のおおきいサイズのウッドチップが

味わい深い雰囲気となっています。

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以下に、施工中の様子をダイジェストで紹介します。

もともと直線的に敷いてあったインターロッキング。(UNISON カッシア)

この直線に沿って植栽するだけでは味気ありませんので、

インターロッキングを外すために基礎コンクリートまではつり、ランダムに据え直しました。

エントランス沿いは、ブロックを1段積み増しし、

木目調のアルミフェンス(YKKap ルシアス)を取り付けました。

なお、強風時の倒壊の防止のため、

ブロック塀に控え壁を取り付けたほうが安心と判断。

普通のコンクリートブロックでは味気ないので、

アンティークレンガを使わせていただきました。

レンガは白セメントラフ仕上げで積み、アンティーク感を演出。

景観的にも用途的にも目障りなもの(控え)を

逆に目立たせてアクセントに。

発想の転換です!!

玄関から奥庭へと歩むステッピング沿いは、

下地に固まる土舗装を施しました。

これで、雑草の繁茂はかなり防ぐことができます。

植栽エリアを限定することで、年月が経過しても

メリハリのある庭空間を保つことが可能ですね。

固まる土舗装

・・・これは雨水は浸透しますが、草は生えない

という優れもの。

今回のようにウッドチップ(や砂利など)の下地として使えますし、

もちろんそのまま園路の舗装材としても使えます。

アイデア次第では、いろんなシチュエーションで使うことが

できるかと思います。

植栽は、本当に楽しみながらやらせて頂きました(*^-^*)

予定より多めの花苗を用意し、現場の状況に合わせながらあれこれ配置を考えます。

たくさんのポット苗をならべ、配植を考えます。

眺めているだけで口角が上がりますよね… ♪( *´艸`)♪

お客様はホスタ(ギボウシ)がお好きとおっしゃっておりましたので

ホスタだけでも10種類ほど準備させて頂きました。

ブルーマンモス、サガエ、オレンジママレード、ステンドグラス、

サンパワー、オータムフロスト、リーガルスプレンターなどなど…

ホスタは冬場は上部(葉)がなくなりますが、

それ以外の季節は、放射状に柔らかく広げた葉が

グランドカバーのアクセントとして

とても良い存在感を出してくれます。

特に、ブルーマンモスのように大型種のものは、インパクト大。

また、パトリオット、サガエ、オータムフロストのような

明瞭な斑入りの葉も、とても素敵なアクセントになりますね。

今回のお庭のリフォームは、

いつも以上に発想力を柔軟にして取り組ませて頂きました。

外構エクステリア工事というと、

どうしても規格通りにやらねばならない

と考えてしまいがちですが、

お庭として考えればアレンジは無限大に可能なのですよね。

全面的に信頼をしてお任せくださったお客さまには

心より感謝いたします。

本当にありがとうございました。

お庭はできた時がオワリではなくハジマリです。

来春に草花たちが動きだすのを楽しみにしております。

これからもどうぞよろしくお願いいたしますm(_ _)m

<2020/11/24 “雑木と花のエントランスガーデン”>