アンティーク&カントリー調のボーダーガーデン

今年の梅雨は本当に長いですね。
梅雨入りしたのが5月中旬。

五月晴れらしい好天の日々も少ないまま、もう7月になりましたが、

まだまだ梅雨の終わりは見えてきません💦

今回は、ちょうど梅雨入りしたころに完成した

お庭のリフォーム案件(滋賀県大津市K様邸)をご紹介します(*^▽^*)

ここのところよく使っているアンティーク耐火レンガに、

淡いパステル調のウッドフェンスを枠とした宿根草ガーデン。

もとはといえば…、大きくなりすぎたコニファーが並ぶこのお庭を、どうすれば素敵になるのか、というご相談。

一時期流行ったコニファー類。植えた時は可愛らしいのですが、

手入れをしないまま放置しているとエライことになっているパターン、

最近よく見ます。

ゴールドクレストやヨーロッパゴールドなどの西洋のコニファー類は、成長が早いうえに

根が浅いので、強風時に倒れるといったお話もよくあります。

定期的に手を入れて大きさをコントロールしていれば問題ないのですが…。

いずれにせよ、K様のお庭では、お隣の駐車場に細かい古葉が落ちてお掃除が大変、

といったこともあり、撤去させて頂くことにしました。

では代わりに何で目隠しをすべきか…??(*’ω’*)

既存のフェンスに沿って、アンティークレンガを積んでいきます。(雨の中…(^_^;))

ウッドフェンスも取り付けるため、既存のフェンス基礎にコア抜きし、アルミ支柱を立込みました。

段違いでレンガを積み、花壇に変化をつけていきます。

このアンティーク耐火レンガ、色や形がそれぞれ微妙に異なるため、

ひとつひとつよく吟味しながら、バランスよい色味で積んでいきます。

目地に白セメントを注入すれば、可愛さアップ💛

既存の門塀の色ともマッチして、とても自然な仕上がりになりました( *´艸`)

ウッドフェンスは、グラスグリーンとクリームホワイトをミックスさせた淡い色合いに。

アンティーク感を出すため、塗料を何回も重ねたりこすったり引っ張ったり…

板の角もすべて削り、摩耗感を演出しました。

フェンスを取り付けたら、植栽をしていきます。

アオダモ、ヤマボウシ(ウルフアイ)、ナツツバキなどを両端のアクセントに配置。

真ん中は、色とりどりのカラーリーフ系を含めた宿根草や低木類をふんだんに植えこみました。

駐車場からの様子。

玄関扉の優しい雰囲気とも合うウッドフェンスの色合いが、とても可愛いですね。

「とっても可愛くて大満足!」とK様。

花壇内の土中環境も配慮して整えていますので、お水さえきちんとあげてくだされば

きっと花木はすくすくと育つことでしょう。

これが、土中環境の整備状況です。

竹や枝葉を敷き、埋め込み、通気水脈の造作をおこなっています。

地面に降り注いだ雨やお客様の散水は、この枝葉や竹筒を伝って、地中そして根へと

ゆっくり浸透していくのです。

先日K様から送られてきたお写真です。

土が見えないほどにまで、下草が繁茂していますね!(ピンクのお花は矮性のガウラ)

ここまで茂ってくれれば、雑草が生える隙間もほとんどありませんし、

植物どうしが互いに影をつくりあい、根元への直射や根の乾燥を防いでくれますよね!

いろんなお花が咲くアンティークテイストなナチュラルガーデン(*^-^*)

こんなお庭はいかがでしょうか?

<2021/7/6 “アンティーク&カントリー調のボーダーガーデン”>