緑に包まれたレンガのお庭

夏から秋へ…季節は日一日と変化していくこの時期。

服装が難しい季節でもありますね。

さて、8月末から手掛けていたお庭がまたひとつ完成しました。

緑に包まれたレンガのお庭です。

もともとあったおおきな木々(シラカシ、リキュウバイ、コブシなど)を残し、その木陰にレンガの休憩スペースとをつくり、ぐるり囲んだ積みレンガ沿いに彩り豊かな宿根草をたくさん植えこみました。

このお庭、リフォーム前はこんな雰囲気でした。

南東角に生えているリキュウバイと、南西角に生えているシラカシが、林床への日照をほぼ一日遮っているため、ホスタ、ツワブキ、アジサイなど、日陰でも育つものしか残っていない状況でした。

この雰囲気も決して悪くはないのですが…

お庭でティータイムを過ごしたいのと、お花を育てて愛でたい、という奥様のご希望を叶えるため、リフォームさせて頂くことになりました(*^-^*)

お庭に大きな影を落としているシラカシとリキュウバイは、思い切って枝数を減らし、お庭の中央に日当たりの良い空間を確保しました。

一気に明るくなってきました(*’ω’*)

レンガのエリアをどこまで広げるか、土留めの積みレンガをどのラインで形作るか、奥様と何度も話し合いながら、決めていきました。試しに並べてみて、お部屋から確認してみたり、玄関方向から眺めてみたり…

アクセントに正方形の花台を。

今回使用させて頂いたレンガは、UNISONのブルディベイパー。3色を5:3:2でミックス。

基礎砕石(クラッシャー)の上にサンドクッションで据付。(端のレンガのみモルタルで固定)

これでしたら雨水は土中に浸透しますので、樹木にとても優しいつくりです!

ホワイトセメントを使った目地。目地モルタルを使っても良いのですが、ホワイトセメントと砂を混ぜ合わせたモルタルのほうが、時間が経つと味が出るように思います。

土中環境づくり。

40㎝ほど縦穴を掘り竹筒を差し込んで、通気水脈を造作。

これにより地下深くまで空気や水が行き来しますので、樹木の生長がとても健全になります。

また、積みレンガ沿いは水が留まりがちですので、横溝をつくり枝葉を敷きつめておきました。

そして最後に植栽をして完成です!

カラーリーフがレンガに映えますね。

既存の樹木や草花が普通のグリーン系のものばかりでしたので、斑入りや明るいグリーン、銅葉のものを意識して植えさせて頂きました。

これだけスペースができれば、ちょっとしたテーブルとイスはおけそうですね。

もともとお庭にあったテラコッタ風のコンクリート平板も再利用させて頂きました。

お洒落なデザインがアクセントに効いてますね!

緑に包まれた上質な空間が出来上がりましたよ。

来春になり、今回植えた低木や宿根草が自由に伸び始めれば、よりナチュラルな空間となることでしょうね。

素敵なガーデンリフォームをやらせていただき、ありがとうございました(*^-^*)