森の中の和モダンの庭(2)

さて、前回の続き。

(さて、…といいながら、前回投稿からずいぶん時間が経ってしまいました(笑))

植栽です。

3t車と4t車に積まれた樹木たちを、次々とお庭に。

まずはダイナミックな樹形のアオダモ。

お庭の中央にドーンと植え込みます。

コナラ、アカシデ、アオダモ、ヤマモミジ、ヤマボウシ…

大きな樹々が次々と空を飛び、所定の場所に収まっていきます。

空を飛んでいる段階で、植付位置、隣の木との距離感、木の向き・傾きなんかを

ある程度決めておくことが重要なんですよ(*’ω’*)

おおっ!一気に良い感じになってきました✨(≧▽≦)✨

雑木は、単体ではちょっと頼りない感じですが、複層に組み合わせてこそ生きてきますね。

早くも来年の芽吹きの季節が待ち遠しい♪

…高木を植えたら、あとはお庭のディテールを仕上げていきます。

UNISONの組積材(タウラ)を使ったベンチ。

駒寄垣(犬矢来)を彷彿させる細かな縦格子がとっても上品です。

天板は、諏訪鉄平石。

お客さまはお忙しいお方。

夏場でも散水を忘れることのないよう、タイマー式のドリップチューブを配管しました。

また、既存の玄関前からお庭へのつながりは、石だたみに。

最後に、2段式の縁側をつくれば、お庭の完成です!

中央のコンクリート平板は、ランダムな波模様で海をイメージ。

日本庭園の定番である「砂紋」を現代のマテリアルで表現してみました。

眺めるだけでなく、使える和モダンの庭の完成です!

秋冬は葉が落ち明るいお庭。

夏は葉っぱのベールに包まれ優しい木陰となるお庭。

四季をとおして様々な表情を見せてくれるお庭。

お庭はできた時が、オワリではなく、ハジマリ。

草木の成長とともに景色がどんどん変化・成長していくのが楽しみですね。

素敵な経験をまたひとつさせてくださり、ありがとうございました♪

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