エシカル庭園「ジャパニーズガーデンの令和的解釈」

( 京都市左京区・M様邸 / 2021)

 UNISONフォトコンテスト2022 

  「住まいと暮らし部門(プライベートガーデン)」入賞「にわそと暮らし賞」受賞


敷地の増加により、既存の庭が中途半端な形状になってしまったことから始まったお庭の大々的改修。

敷地の中央に孤立してしまった生垣などは撤去し、全面的なリフォーム(リノベーション)をご提案させて頂きました。

お庭では、休日にご主人がお茶を嗜んだり、ご家族で集まってバーベキューをしたいとのご希望から、中央をオープンスペースとしてデザインさせて頂きました。敷設材は、UNISONのコンクリート平板(Livio)。

家屋が木造瓦屋根の日本建築であったことから、和の雰囲気は踏襲させたかったので、石灯篭や大きな景石などを随所に配し、日本庭園の趣を演出。先出のUNISONコンクリート平板はフラットタイプとスリットタイプをランダムに織り交ぜて敷設することで、流線型の「砂紋」をイメージ。日本庭園の“海”(本来は砂利)を、現代のマテリアルで表現してみました。ちなみにコンクリート平板は、クラッシャー基盤の上に砂で据え付けるため(端部など、一部をモルタルで固定しています)、雨水浸透性が高く、周辺の植物の根の生育にも影響が少ないので、環境にやさしい素材ともいえます。

また、既存の玄関前からのつながりは、諏訪鉄平石と細かい石だたみで景色に変化を出しました。

掘削時に大量に出てきた川石は、庭の一角に石積みとして再利用。この石積みは当初のプランにはありませんでしたが、地産地消のアイデアで素敵な風景を作り出すことができました。

このように、和を基調としながらも、眺めるだけの日本庭園ではなく、多様なライフスタイルにも対応でき、すべての生き物にも優しい、エシカルでエコロジカルなお庭となりました。

#雑木の庭、#こもれびの庭、#和庭、#庭のリフォーム

#夏場の西日を遮る、#ナチュラルスタイル、#ナチュラルガーデン、

#石だたみ、#天狗石、#諏訪鉄平石、#飛び石、#ベンチ、#石灯篭、

#宿根草の庭、#ウッドフェンス、#縁側、#濡れ縁、#京都産桧材、#地産地消、

#お庭は常に変化していく、#庭づくり、

#和モダン、#山野草、#草花、#グランドカバー

#masonry #stonepavement #gardenrenovation #tree&flowergarden

#naturalstyle #beatifulgroundcover

#japanesemoderngarden